TOEIC700点のレベル・勉強法は?【TOEIC700点保持者が攻略法を完全解説!】


こんにちは、The-Training編集部です!

就職、転職、海外赴任など多くの場面で必要とされるTOEIC。最近では、大手金融機関でも昇進の基準にTOEICが課されたそうです。

しかしやみくもに勉強してもスコアは中々上がりません。

実際に、英語がそこそこ得意な人でも、まずぶつかる壁が「700点」です。

さらに、TOEICテストの中で英語ができると判断される1つの基準となるのが「730点」。どう目指していくべきでしょうか?

この記事では、大学時代に初めてのTOEIC受験で730点を取得した筆者(現在は840点保持)が、

・700点を超えるためにどのような勉強をしたか?
・おすすめの参考書?
・実際に就活で役立ったか?

といったことをご紹介します!

TOEIC700点のレベルは?難しい?

まず、TOEIC700点と言っても、それが客観的にどのぐらいのレベル(難しさ、凄さ)なのかわかりづらいですよね。

そこで、まずはTOEIC700点が実際にどのぐらいの位置づけなのか、いくつか例を挙げてみます!

TOEIC700点を取れば、受験者の上位3割に入れる!

2019年3月のTOEIC L&Rテストを参考にすると、14万人を超える受験生の中で平均点は579.2点。

695点以上のスコア取得者は上位27.9%。

なので「TOEIC700点を取れれば,TOEIC受験者の上位3割に入れる」ということになります!

大学生の平均点568点、社会人の平均点は607点

受ける回によって多少の上下はしますが、

・大学生の平均点は568点
・社会人の平均点は607点

となっています。

全体平均に比べて大学生の平均の方が低いのは驚きですね!

特徴的な現象として、大学生は学年が上がるにつれて平均点も上がっていきます。

一方で社会人の場合は、年次を重ねるにつれて平均点が下がっていくことが挙げられます。

大学のうちは1年、2年のうちにTOEICの形式に慣れていって、3年生で一気に勝負をかけるという形がおすすめです。

社会人になってからは、頭がフレッシュな1年目、2年目のうちに高得点を狙うことが良いでしょう。

東大生でもTOEIC平均点は688点。700点の壁は簡単ではない

東大生全学部のTOEIC平均点は688点です。
この点数を高いと感じるか、低いと感じるかは人によるかもしれませんね。

ただかの東大生でも平均が688点ということは、700点が一つの壁になっていることは明らかですね。

大学受験の勉強だけでは、700点を超えることは非常に難しいのです。

TOEIC700点を取ると就職・転職に有利?

では、TOEIC700点を取ると、実際に就職・転職に有利なのでしょうか?

就職・転職の面接で、ちょっとだけアピールできる!

筆者自身、大学3年生の時に就活対策として、TOEICを受験しました。当時の点数は730点です。

実際に就活でどの程度有利だったか?

正直大きなアドバンテージはありませんでした!

ただ、いくつかの就活の質問には答えやすかったです。


面接官

当社は海外支店への異動もありますが大丈夫ですか?


英語は苦手ではないので海外でもやっていけると思います。TOEICは730点あるので、この英語力をもっと磨くことで海外でも活躍できる自信があります


面接官

将来海外支店への希望はありますか?


現段階では国内業務を志望していますが、TOEICは730点あるので海外の話がくれば積極的にチャレンジしたいと思います

こんな感じです。
英語力を押しすぎることなく、ちょっとだけアピールすることで、プラスの印象を与えるようにしていました!

(転職の面接でも、同様にアピールできます)

就活生・転職者のみなさん、ぜひ使ってみてください!

700点以上のスコアを求める企業は、日産,ANAなど多数!

新卒者(就活生)に期待されているTOEICスコアは、大手企業になればなるほど高くなる傾向があります。

例えば、以下、企業で求められるTOEICの点数です。

【新卒(就職)】

企業 求められる点数
JTB 750点以上
日産自動車 730点以上
ANA 600~700点

また、転職の際の出願条件にTOEICスコアが用いられることもあります。
以下、例です。

【中途(転職)】

企業 求められる点数
クボタ 730点以上
スズキ 700点以上
ファーストリテイリング 700点以上

日本を代表するようなグローバル企業が、TOEIC700点以上を期待する数値として挙げていることがわかりますね!

TOEIC700点はどのくらい英語を使えるの?

TOEIC700点取るの難しいなら、取れたら英語はペラペラなんでしょ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらペラペラにはなりません!

TOEICは、あくまで英語の受容スキル(リスニング・リーディング)の力を測るものでありますが、英会話には受容スキルに加え、産出スキル(スピーキング・ライティング)が必要です。

「ゆっくり話してもらえれば会話の概ね内容がわかるけど、自分が言いたいことはうまく表現できないレベル」というのがちょうどいい表現でしょう。

TOEIC700点を取る勉強法

では筆者が実際にどのような勉強法で、初めてのTOEICにも関わらず目標となる730点を取ることができたかお伝えします。

当時しがない大学生だったので、テーマは「極力お金をかけずに730点を取る」でした。

・予算:5,000~10,000円程度(実際に受験料以外は、参考書2冊とカフェ代だけのみ)
・対策期間:1ヶ月半
・勉強時間:平日30分~1時間、休日1~2時間。(3日に1回はサボってました!)

勉強場所は近くのスタバ。
大学の授業終わりに行くことが多かったです。

リスニング勉強法:「TOEICテストリスニング強化パッケージ」がおすすめ

リスニングの勉強の際に使っていた参考書は、『TOEICテストリスニング強化パッケージ』(Z会)です。
表紙の帯に「スコア700~800点獲得を目指す人向け」という内容が書いてあったので購入しました。

【勉強法】
①最初にある「弱点発見ミニテスト」で、得意なPART・UNIT、苦手なPART・UNITを確認
②1日1UNIT分問題を解いて解説を見る
③解説の中でわからなかった単語をメモする

こんな感じです。
UNIT数は13あるので、13日で1周終わる計算です。
1ヶ月半なので3~4周は学習しました。

最後に実践問題という本番形式のオリジナル問題がついているので、本番前日に取り組みました。

本も分厚くなく、1日1UNITだけでいいという軽い気持ちで取り組めたので、最後まで続けられました。

リーディング勉強法:「TOEICテストリーディング強化パッケージ」がおすすめ

リーディングで使っていた参考書は、『TOEICテストリーディング強化パッケージ』(Z会)

この本を選んだ理由は、リスニングも同じ形式の参考書を選んだから。(特に深い理由はありません)

《勉強法》
①最初にある弱点発見ミニテストで得意なPART・UNIT、苦手なPART・UNITを確認
②1日1UNIT分問題を解いて解説を見る
③解説の中でわからなかった単語をメモする

リスニングと全く同じ勉強法です。
こちらはUNITが14個あるので、14日で終わる計算です。

最後に実践問題という本番形式のオリジナル問題がついているので、本番前日に取り組みました。

単語勉強法:単語帳は使わないでもOK!

やっていたのはリスニング・リーディング対策で出てきたわからない単語だけピックアップして、勉強すること!

当時の自分は金銭的にも時間的にも余裕がなかったため、単語帳は買いませんでした。
大学生よりも余裕がある今なら、単語帳を買って対策するかもしれません。

まとめ:TOEIC700は難しくない!

TOEIC700点/730点は、多くの人が目標にする点数ですが、実際に達成できている人は少ないです。

TOEIC700点のレベルや勉強法など様々書いてきましたが、TOEICの鉄則は「数を解いて形式に慣れる」です。
ある程度のレベルまでは「TOEICは2回受ければ100点上がる」と言われています。

そのため、諦めずに何度もチャレンジすることがTOEICの点数を上げる第一歩です。
加えて自分に合った勉強法を見つけることも重要。

参考書やアプリ、英会話教室など様々な対策方法があるので、ぜひ比較検討してみてください!

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